聖霊にお願い!!(ACIMと共に)

ACIM(奇跡のコース)をベースとした日々の気づきを綴ります。

体操問題と被害者意識

最近は、スポーツ界が揺れてますね。レスリング、アメフト、ボクシングが終わったと思ったら、今度は体操です。

塚原夫妻が叩かれています。私も「こんなひどい奴がおるんかい!(なぜか関西弁)」とニュースを見ながら思ってました。そして、なぜかこのニュース、見たくなるのです。惹き付けられるように(笑)

なぜでしょう?

 

今回も、権力者が弱者をいじめるという構図でこれまでの不祥事と同じです。

至学館の谷岡学長、日大の田中理事長、山根会長、そして塚原夫妻。みんな権力を持ち、弱者をいじめています。

事実パワハラもあるでしょう。しかし、時の勢いで、散々叩かれます。ほぼ永久に社会から抹殺されそうな勢いです。一方で今日ネットの記事を読んでいると、谷岡学長、山根会長が今度テレビに出演するそうです。

あれっ、前と違ってきてる??絶対悪の権力者じゃなかったの?許されたの?

 

そこでなぜ権力者を叩きたくなるのか自分の内側を見ていました。

塚原夫妻をめちゃめちゃ叩いている人。無性に叩きたくなる人。私もこの中の一人なのですが、塚原夫妻=権力者=悪となり、だから叩かなければ!となります。

 

しかし、この攻撃には裏があります。大事なポイントが隠されています。

 

なぜ叩くか?宮川選手が「弱い」からです。宮川選手が強かったら、両者にそこまで差がないので、叩けません。しかし、叩きたい心理の裏側には、宮川選手が「弱い」と信じていることがあります。その概念と自分を同一化しているのです。だから、叩きたくなります。

つまり、夫妻を攻撃することで、「弱い自分」を見ることなく暗闇に保存します。知らずに攻撃することで、夫妻はもっと強く見え、自分は密かに弱くなります。

そして、攻撃しつつ、弱い自分=被害者でいるという隠れた自己概念を保ちます。

否認されているので、投影され、他人は強く、自分を攻撃してくるように思えます。

塚原夫妻だけではなく、少しでも相応の地位にいる人や「強い人」が弱い自分を攻撃してくる、無視してくる、空気のように扱ってくるなどと知覚が作られます。実際に権力者ではなくても、横暴に振舞う権力者に仕立て上げ、弱い自分はそれに苦しまされます。

 

塚原夫妻が本当に横暴かどうかはわかりません。直に接している人はわかるでしょう。でも、今回の騒動で初めて知ったような私には本当の姿は分かりません。だけど、事実とは関係なく、塚原夫妻を「横暴な権力者」に仕立てているのです。なぜ?弱い自分、被害者の自分という信念を否認して、投影したからです。だから、権力者と知覚されます。

 

攻撃することで、実は「弱い自分」、「被害者の自分」を強化し、他人から攻撃されるという知覚を作っていると気づいた時、もう攻撃するのを止めました。私が「被害者」という幻想を作り、そこから「権力者」という架空の強い存在を作り出し、それを攻撃する、結局自分を弱くして苦しめているという一人芝居。アホですね。

ぜーんぶ、自分でやっている一人芝居です。他人が~してくると思っていると苦しいですが、自分が脚本を書いていたことに気づくと苦しくなくなります。

  

「権力者」に仕立てているだけなので、叩き終わると、怒る時もあれば優しいときもある、ちょっと面白いおじちゃん、おばちゃんだと分かります。だからこそ、テレビに出るのだと思います。

 

いずれにしろ、重要なのは何を信じているかですね。

以上は私の例です。