聖霊にお願い!!(ACIMと共に)

ACIM(奇跡のコース)をベースとした日々の気づきを綴ります。

コースについて その2

ちなみに、コースは愛を目指しておらず、愛の障壁を取り除くことを目的にしていると書いています。つまり、いつも悪態をついている親に対して、愛を持った心に変えて、今日は笑顔でよいことをしようということではありません^^それをすると、苦しくなると思います。行動は結果の次元であり、思考が原因の次元です。結果の次元で対処しても根本的な改善になりません。逆に思考が変われば、勝手に愛のある行動になるはずです。

 

もとい、マインドって何どこにあるの?ということになりますが、本当は私たちはマインドを意図的に忘れているのです。マインドがわからないから、お金が得られて、みんなの注目を浴びて、セックスが十分にできて、健康であれば幸せになれるに違いない!なーんていう世界にどっぷり浸かって生きています。(もちろん、最後に肉体が死ぬことは意識から締め出して)巨万の富なんて言いません。私にこのささやかな幸せをください、聖霊!!とか平気でやりますw。しかし、それは結果の次元であり、投影先であり、洞窟に映った影です。映像の登場人物を見ながら、これの癌を治して!そしたら私は幸せになれると言ったら、それを満たしてあげるのが愛でしょうか。仮面ライダーを見ている子供がショッカーに襲われた人を見て、「あの人を早く助けてよ!」と言ったとしても、助けません。それよりそれはTVだよと言ってあげます。だから、私たちのエゴ的な願いも華麗にスルーして本当の原因を教えてくれるのが愛なはずです。なので、聖霊は答えてくれないでしょう^^

 

本当の問題は分離を選択したマインドにあります。だから、いかにたまたま会社のイヤな上司が出向になっても、それは結果の次元であり、映像が変わっただけです。すぐに私たちは別のイヤなやつを見つけます。朝起きて、周りに見当たらなかったら、記憶からイヤなやつ、イヤな思い出を引っ張り出して、非難します。エゴを選択している心がイヤなやつをでっちあげるのです。 問題はエゴを選択していることだけです。それに気づかず、映像を変えれば問題が解決すると思っているのです。だから、まず気づき、聖霊と見なければなりません。そうしない限り、次のイヤなやつを他でもない「私」が見つけます。エゴの贖罪とは罪のある自分よりもっと罪深い人を見つけて攻撃しなければならないというものだから。ということで、いくらTVの中の人を助けても変わりません。イヤな上司を変えても変わりません。原因を変えなければ。原因があるのはマインドです。マインドの誤った選択です。マインドはどこか?

 

どうやって見つけるのでしょう?

コースの「幸せな学習者」には学べば給料が上がって幸せになるよ、なんて書いてません。何て書いてあるか?「ひたすら不幸に献身しているあなたは、まず最初に、自分が惨めであり、幸せではないと認識しなければならない。」(中央アート出版 奇跡講座 上巻 P.333)と書いています。だから、まずいかに自分が「惨め」かを「見なさい」ということです。そこで、コースは繰り返しエゴの思考体系を暴いていきます。繰り返し、段々とストレートな言い方で。私たちはまずその惨めさを認識しないといけないのです。そうしないと、自分がエゴを選択していることがわからないのです。だから、エゴの思考体系を理解することがとにかく重要です。この問題を解決しよう(上司を変えれば幸せになる)と見せて、直前でゴールを変える(別のイヤなやつを作る)エゴという思考体系を完全に信じていることに気づかないといけません。(つづく)